もう一つの日記
エピローグ
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流空さん宛ての最後のお手紙です |
拝啓
流空さん、こんにちは。 直治です。 このメールは日記ではないんですが、載せてもらっても構いません。 一応、先ほど送った日記で、 直治としての日記は最後ということにしておいてください。 一日の長い日記を書くことは精神的にも肉体的にも非常に疲れました。 朝までかかるときもありましたし。 ですから、もう日記は書くつもりはありません。 流空さん。今まで、ご協力どうもありがとうございました。 これからの出来事は全て僕の「記憶」に収めていこうと思います。 記憶なんて曖昧かもしれませんがね(笑)
それから、気になる健次のおみくじのことですが、 健次のおみくじ結果 「恋愛ごとに難あり。第三者現る、注意せよ」 という内容でしたね。 さすがに僕も驚きました。 まさか健次が告白されていたなんて・・・。 しかも、実咲さんにですよっ! そういえば、以前実咲さんが 「占いの本を持ってたから、ちらちらと見て、健次君の運勢を見てみたの」 と言っていました。 よくよく考えてみたら、それって健次の誕生日とか血液型とか知らないと出来ないことでしたね。 つまりは、健次と実咲さんが直接顔を合わせるまでに、実咲さんは心ときめかせる相手、健次のことを事件とは関係なく調べていたんですね。 偶然にも実咲さんが好きだった人は、ターゲットの僕のお友達だった。 というわけです。 しかし、一体どこで健次のことを知ったのでしょうかねぇ。 疑惑は深まるばかりです(笑) それにしても、こんなの口が裂けても円花には言えません。 まだ返事はしていないと健次は言っていましたが、どうなることやらなりゆきが非常に心配です。そして楽しみです(僕は悪魔?) というかさぁ。健次ちゃんと断れよな。 健次の了解が出れば、流空さんにその後を報告するかもしれません。
読んでくださったみなさん。 ほんとうにありがとうございました。 直治の日記&メール。 これにて全て終了です。
直治より
敬具
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追伸
流空さん。ここから先はちょっと日記のこととは関係のないことになります。 僕も翔馬さんの日記を読ませていただきましたが、一つ気になることが・・・。 クリスマスのときだけ下宿先から彼女を連れて戻ってきた兄を覚えていますか。 僕の兄の名前は 「宏一 (コウイチ)」 といいます。 今は上京してバンドをやっています。 そして、その彼女の名前が 「悠菜 (ユウナ)」 といいます。 これは偶然なんでしょうか? そして、今日、その兄から電話がかかってきました。
「今週末そっちに帰るつもりだったんだけど、バイトの後輩がまた事件に巻き込まれたらしいから、ちょっと帰るのは先延ばしになりそうだ。」
気になるのは、兄が 「また」 といったことです。 以前にあったということですよね? それってもしかして、翔馬さんの事件のことではないでしょうか? なんて。 まさかそんな偶然ありえませんよね。 でも、少しだけ気になるので、すみませんが流空さん。 翔馬さんのメールアドレス教えてくれませんか? 僕が首を突っ込むことではないんでしょうけど、気になって仕方ないので、確認だけでもさせてください。
改めて、ありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願いします。 それでは、さようなら。 |
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